女性研修会 清泉寮ジャージー牧場(公益社団法人キープ協会)見学
〜ジャージー種として日本で初めて有機JAS認証を取得した牧場へ〜

訪問の概要
女性研修会の一環として、11月26日、参加者14名と職員3名、計17名で八ヶ岳の麓に位置する「清泉寮ジャージー牧場」を訪問しました。同牧場は、ジャージー種の飼育牧場として日本で初めて有機JAS認証を取得し、さらに「やまなしアニマルウェルフェア」三ツ星認証を獲得するなど、持続可能な酪農の実現に向けた取り組みを続けています。案内してくださったのは農場長の高橋さんです。
循環型酪農の仕組み
清泉寮ジャージー牧場は1951年の開設以来、ジャージー種の放牧飼育を主体とした循環型酪農を実践してきました。訪問時には搾乳牛約50頭、乾乳牛11頭、子牛10頭が飼育されていました。
牧草地は約48ヘクタール(東京ドーム約10個分)と広大で、農薬や化学肥料を一切使用せず、牛のふんを堆肥として牧草地に還元する仕組みを構築しています。飼料は「牧草9:非遺伝子組換え配合飼料1」の比率で調整され、敷料には上質なウッドチップを使用するなど、牛にも人にも安心できる飼育環境を整えています。
持続可能な酪農への取り組み
牛舎はフリーストール方式を採用し、1頭あたり1日約8リットルの搾乳を行っています。有機JAS認証は毎年厳格な審査があり、報告義務も多く、飼料管理が経営に直結するとのことでした。近年は鹿による牧草食害が増加し、課題となっています。
また、牧場では「ジャージーファンクラブ」を設け、消費者との交流を深める取り組みも行っています。さらに、敷地内にはショップやレストランがあり、牧場で搾った新鮮なジャージー牛乳を使ったスイーツや料理を楽しむことができます。特にジャージー牛乳ソフトクリームは訪問者に人気のようです。
見学を終えて
今回の見学を通じ、有機JAS認証やアニマルウェルフェア認証を維持するための努力、循環型の仕組みづくり、そして消費者とのつながりを生み出す工夫など、現場での実践を直接見ることができたことは、大きな学びとなりました。