環境対策への取り組み

富士山朝霧バイオマスプラント(上空写真)

上記の写真は、12月上旬に上空から撮影した富士山朝霧バイオマスプラントの写真です。

1番左側のベージュとグレーの建屋が乾燥施設。その横の施設が脱水施設。中央付近にある大きな丸い部分が発酵槽となり、発酵槽の右横にある、小さい丸い部分が液肥貯留槽となります。

ある程度のプラント施設全体図が見えてきました。稼働を目指し、着々と工事は進んでおります。

今後も工事状況をお知らせいたします。

富士山朝霧バイオマスシステム推進シンポジウム 開催

12月13日に富士宮市役所の7階特大会議室にて、「富士山朝霧バイオマスシステム推進シンポジウム」を開催いたしました。当日は行政、企業関係者など、多くの方がご出席いただき、約140名の参加者となりました。

基調講演では、北海道大学大学院工学研究院の石井一英准教授に、「再生可能エネルギーとしての畜産バイオマスの可能性」と題して、廃棄物である家畜ふん尿をエネルギーに変え、メタン発酵により生じる消化液を堆肥として利活用することで、循環したシステムを創出できることを話していただきました。

帯広市役所産業連携室の奥村哲秋主査の基調講演では、「フードバレー構想とバイオマス」と題して、十勝の強みである農業(地域資産)を成長させることで、新たな産業(バイオマス産業)を創出する循環システムについて話していただきました。そして、バイオマス事業が成立するためには不可欠である、酪農家以外の様々な事業者の関わりと理解が必要であることについて説明していただきました。

パネルディスカッションでは「北海道 十勝に学ぶ、富士山朝霧バイオマスシステム」をテーマに、静岡大学地域創造学環の水谷洋一教授をコーディネーターに、パネリストとして環境省地球温暖化対策事業室の高橋室長補佐、須藤秀忠富士宮市長、基調講演を行っていただいた北大の石井准教授、帯広市役所の奥村主査、富士開拓農協の宮島組合長の以上の6名により、バイオマスシステムの成功のために、酪農家の共通認識、酪農家以外の事業者の協力、液肥や余剰熱の有効活用、地域の構造改革について討論しました。

富士山朝霧バイオマスプラントの稼働は来年2018年の2月頃を予定しています。

富士開拓農協の理念である、

「富士山西麓の恵まれた自然環境と調和を図り、                                      朝霧の酪農が継続的に発展できる環境づくりを目指します」

第1回環境委員会議について

10月27日に富士開拓農協課題検討会の第1回環境委員会議を行いました。

バイオマス事業について、水質汚染に関する対策、堆肥等の外部流通の促進、環境改善など、家畜排せつ物の適正処理をテーマに環境改善に取り組んでいきます。

ベンチプラント視察について

朝霧地域の酪農家の中でも、飼養頭数がもっとも多い酪農家の牧場にて、乳牛のふん尿を使った実験プラントを設置したと聞き、視察に行ってきました。

牧場から排出されるふん尿を(敷料やおが粉等が何も入っていない状態)を、原料として投入し、発酵タンクから生じるガス量のモニタリングを行い、バイオガスの発生量、メタン濃度や、メタン菌発酵の安定性、消化液の分析など様々な検証や分析を行うため、1年間の期間限定で設置しているそうです。

本モデル事業以外でも、管内の酪農家がふん尿処理を問題として、環境改善のためにバイオマスプラントに興味を持ち、実験プラントを設置していることを素晴らしく思います。

今後、視察させていただいた実験プラントと、富士山朝霧バイオマスプラントの検証結果の分析を比較し、研究出来たらと考えています。

プラント建設状況写真(昨年12月~29年9月現在)

本モデル事業である「環境調和型バイオマス資源活用モデル事業」は、平成28年から3ヶ年の委託事業(実証実験)となっています。本日は、28年12月から現在に至るまでのプラント建設地を写真にて報告いたします。

①【28年12月ごろ】伐採を終え、伐根前の写真です。かなり傾斜がありました。

②【29年7月ごろ】敷地造成工事の風景です。

③【29年8月頃】各設備の基礎工事が始まりました。

④【29年9月末】奥に見える丸い建屋が発酵槽、バックホーの奥にある四角いコンクリート部分が堆肥化設備、脱水設備となります。天気が良く、富士山が綺麗に見えました。

徐々に富士山朝霧バイオマスプラントの形が見えてきました。完成が今からとても楽しみです。

酪農家にとってふん尿処理に要するコストや労力は計り知れません。富士山朝霧バイオマスプラントで処理できるふん尿量は一部となりますが、有効的な実証実験を行い、ふん尿処理に係る労力の削減に繋げたいです。