環境対策への取り組み

循環・エネルギー技術システム分野 第2回シンポジウム

8月25日に全国町村会館にて開催された、北海道大学大学院工学研究院が主催する循環・エネルギー技術システム分野 第2回シンポジウムに参加いたしました。今回の題目は「地域活性化のバイオマスエネルギー」と題し、当日は100名弱のバイオマス事業に係る多方面の方が参加していました。

シンポジウムの中で「バイオマスプラントと公共下水道の組み合わせによる課題解決への挑戦」と題して、講演の場を設けていただき、本モデル事業の概要や提案の方向性、富士山朝霧バイオマスプラントの特徴であるプラントから27Km離れている下水道への消化液の搬送や取り組みについて、代表理事組合長である宮島敏博より説明を行いました。

豊橋市は下水汚泥、生ごみ、し尿、浄化槽汚泥を混合し処理する複合バイオマス施設を5月から稼働したそうです。稼働に向けて市民の理解と協力を得るために550件の説明会を実施、そして稼働後生ごみの収集量が計画量に対して、7月は90%を超えたことを説明し、感銘を受けました。稼働前、豊橋市が市民の方に対して取り組んだ姿勢がこの数字に成果として表れているんだと思います。

「社会問題を解決して社会に貢献する」技術として、バイオマスを中心とした再生可能エネルギーの普及化促進技術システムの研究開発事業に携わっている、シンポジウム参加者の方のご意見は、参考になることが多く、とても有意義な時間となりました。富士開拓農協に講演の場を設けていただき、改めて感謝いたします。

市関係課進捗状況報告会について

8月23日に富士宮市役所にて市関係課進捗状況報告会を行いました。

20名程度の関係課の方々に御出席いただき、「環境調和型バイオマス資源活用モデル事業」について、進捗状況の報告や、今後事業が円滑に進むよう各課と協議いたしました。

現在のプラント建設地は、発酵槽・貯留槽・堆肥化設備などの基礎工事が始まりました。

今後は定期的にプラント工事の進捗状況を報告いたします。

富士山朝霧バイオマスシステム推進協議会

8月1日に富士山朝霧バイオマスシステム推進協議会を開催いたしました。

7/4~7/6日の3日間で行ってきた北海道・十勝 視察研修の報告会でしたが、北海道研修に参加した19名の外に、多くの推進協議会のメンバーが参加して下さり、総勢36名となりました。

協議会中、意見交換会を行い6班のグループに別れ、ディスカッション形式で「利点・長所が確認できた点」と、「問題・課題が確認できた点」について話し合いました。研修に参加したメンバーと、研修に参加していないメンバーが居ましたが、共通している点は「消化液の活用方法について」でした。

様々な分野のメンバーが集まっていることもあり、議題に上がる点は様々でしたが、どの意見も参考になることばかりで、とても有意義な推進協議会となりました。今回の意見交換会の進行役として努めていただいた静岡大学の水谷教授のお力添えのお陰です。

ご出席いただいた皆様、本当にありがとうございました。 

富士宮安心安全フェスタ

7月16日に富士宮市役所で行われた「富士宮安心安全フェスタ」にて、地産地消エネルギー創出研究会のブースで、環境調和型バイオマス資源活用モデル事業をPRさせていただきました。当日はたくさんのブースがあり、多くの方々が来場していました。

先日の北海道視察研修にて感じた、地域全体でバイオマス事業を意識し、環境対策に取り組んでいる十勝地域のように、本モデル事業の「富士山朝霧バイオマスプラント」を通じて、酪農家以外の富士宮市民の方々もバイオマス事業を知っていただく機会になったら嬉しいです。

美しい富士山のある富士宮市の環境を、1人1人の意識で改善出来ると信じています。

北海道十勝バイオマスプラント視察研修

7月4日~7月6日の3日間、北海道に行きバイオマスプラントの視察研修に行ってきました。

1日目は帯広市役所の産業連携室を訪問し、十勝の産業振興について、バイオマスの取組みを伺うことが出来ました。十勝とは、帯広市を中心とする1市、7町2村から成り立っている地域です。バイオマス産業都市として、ふん尿による悪臭を改善するため行政、農協などが主体となり集約型バイオマスプラントが数多く建設されていました。また補助事業を活用しているプラントも多く、地域全体でバイオマス事業に取組んでいました。

 

 

 

 

 

 

 

2日目は富士山朝霧バイオマスプラントでも使用する、プラントメーカー「土谷特殊農機具製作所」のプラントを6か所視察いたしました。土谷特殊農機のプラントはコストパフォーマンスが高く、安定した発電が可能と評価されています。プラント内にて発生した熱の使い方の工夫や、消化液、堆肥の利用率も高く富士宮でも参考にするところが多く、とても勉強になりました。実際に消化液を畑に散布する作業を見せていただき、ふん尿の臭いも気にならず、臭気問題の改善に繋がると思いました。

3日目は、鹿追町にある環境保全センターに視察に行きました。原料の受入れが86t/日と、とても規模が大きく11戸の農家から原料を調達している集約型バイオマスプラントです。酪農家にはふん尿処理による労働時間とコストの削減。またふん尿以外も一般家庭や公共施設から排出される生ごみを原料に加えることで環境に配慮していました。

3日間の視察研修を経て、バイオマス産業都市である十勝から学ぶことが、とても多かったです。十勝地区における牛ふん尿によるバイオマス事業は、住民に認知されていて、個人事業であっても銀行からの融資もスムーズに行われるなど、地域に密着していると感じました。本州では牛ふん尿によるバイオマスプラントの成功事例も少ないため先駆けとなれるように、今回の視察研修の経験を活かしていきたいです。